ヲタクVS風俗レポ 2-1
スティーブ・ジョブズは言った。
「何を捨てるかで誇りが問われ、 何を守るかで愛情が問われる。」
私は考えた。
「金と時間と恥じらいを捨ててでも守りたかった誇りとは何なのか。
そしてアナル処女を死守した事はケツの穴に対する愛なのだろうかと。」
《VS風俗レポ弐 “第1章・再動“》
今回、私はこの記事を書くに当たって凄まじいまでの熟考を重ねてきた。
というのも第2回に相応しい店が思いつかなかったのである。
大いに悩みに悩み、そして悩み果てた先で私の脳はある一言を思い浮かべた。
「俺な、実はドMやねん。」
友人から告げられた一言が、突如として脳裏に現れた一言が、私に結論を下させた。
「そうだ、M性感へ行こう。」
その時はちょうど運良くパチンコで儲けられた事もあり私は超有名店へと行くことに決めた。
『新大阪秘密倶楽部』
という店である。
前回の手コキ専門店とは格の違う“ホンモノ”の店だ。
当然ながら値段も倍以上する。
更にはM性感という圧倒的な特異性。
だがそれらは私が行くことを拒む理由にはならなかった。
むしろそれらは私の心を昂らせた。
未知を既知へと変える興奮が恐怖を上回ったのだ。
“知的好奇心”こそが人間の証明であるならば、今この瞬間、私は人として生を謳歌していると言えるだろう。
そして数日後。
気づけば私は御堂筋線で電車に揺られて居た。
目的地は『西中島南方駅』である。
大阪駅から乗ること2駅。
遂に辿り着いたのだ、決戦の地に。
(うぇっ!! なんか臭いぞ!)
駅に降りや否や全身で感じる空気の穢れ。
ホームに居るくたびれた社会人と救えないヤンキー。
確かに風俗店がありそうな場所である。
普段来ることの無い大阪の底辺を眺めつつ歩くこと数分。
着いたぞ、深井センタービル。
(爪も息子もOK、さぁいざ戦場へ。)
意気込み良く5階へ行きドアをオープン。
「いらっしゃいませー!」
店員に要望を手早く伝え、軽く説明を受けてササッと待合室へ。
(まだ2度目なのに素晴らしい手際だ...)
自分を褒めながら『花の慶次』を読みつつ待つこと数分。
「あ、どうも〜。」
遂に嬢が来た。
(見た目は前回のが断然好きだなぁ。)
そう思いつつ手を引かれエレベーターへと入りホテルへと向かう。
と、なんと道中から乳首をつねってくるという圧倒的SMプレイ。
(なるほど、これがM性感か.......)
そう考えつつラブホへ。
まだ私は知らなかったのだ。
こんなモノはM性感の“え”の字にすら満たないとは
ーーー第2章へ続く